『エンジニアリング組織論への招待』を読んで
エンジニアリングについての知識をつけたくて調べたら、『エンジニアリング組織論への招待』が評判良かったので、早速購入して読んでみました。 www.amazon.co.jp
自分なりにネタバレしすぎない程度に、ログとしてまとめておきます。
どんな人におすすめか
- エンジニアリングに悩むPM
- 適切に自発的に動けるエンジニアを育て上げたい人
- チームビルディングに悩むマネージャ
- エンジニアとの軋轢に悩む経営者
どんな本か
不安材料を放置していたがために、いつまでたってもリリース予定時期が定まらない。 依頼主を意図をくみ取り切れずに開発していたため、依頼主の期待外れのシステムが出来上がる。
このように、エンジニアリングには、様々な障害が引き起こされます。 その主たる原因は「不確実性」です。
不確実性には、「未来」に対する不確実性と、「他人」に対する不確実性があります。 未来にどうなっているかわからない。 他人に伝えたい情報が伝わっているか、またそれに伴う行動が期待通りなのかわからない。 この状態の解消を後回しにすると、エンジニアリングに取り返しのつかない事態を起こしかねないです。
思考、メンタリング、チーム、組織レベルで、どのように「不確実性」に対して対応していけばいいか。 これについて、課題の確認、根本の原因、対策、実例を交えながら、論理的に解説されています。
感想
良かったところ
- 体系的に「不確実性」の対策について、学ぶことができた
- 営業や企画との調整で、悩んでいたので、タイムリーで実践できそう
- チームメンバーの成長に貢献できそうな内容があり、こちらも実践ができそう
- 適度に例え話が含まれていて、より理解を深めることができた
気になったところ
- アジャイルを把握していることが前提に感じられたので、全くの無知だとつまづく(特に3章)
- 解説の順序が、個人の思考から始まり、チームについて、会社全体となるので、後半はもっとキャリアを積んでからの方が、理解が進むかなと思った
- 理論の元となる記述があまりなかった